新築物件にも害虫は発生する!虫が寄り付かないように事前に対策をしよう
害虫が出る環境と言えば、あまり掃除をしていない家や築年数の経った家をイメージする人が多いでしょう。しかし、新築のきれいな一戸建てでも条件が揃えば、害虫が発生する可能性は十分にあります。今回は新築の家に害虫を発生させないために、新築物件を選ぶ・建てる際のポイントや害虫対策の方法をご紹介します。
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害虫対策として新築物件を選ぶ・建てる際のポイント
家に害虫を発生させないためには、新築物件を選んだり、建てたりする時点で以下のポイントに注意しましょう。
虫が集まる・繁殖しやすい土地は避ける
いくら家の中を清潔にしていても、家の周囲に虫が集まってきたり、繁殖したりしていては、外からどんどん虫が入ってきてしまう可能性があります。虫は、「水」「食べ物」「暖かく暗い環境」が揃う場所に集まりやすい傾向にあります。これらの条件が揃いやすい場所は、以下の通りです。
森・林
雑木林など、自然が豊かな場所には生き物が多く生息しており、もちろん虫もたくさんいます。自然が多い場所は癒されますが、虫が家に出る可能性が高くなることも考えておきましょう。
飲食店
飲食店では、店側も十分に害虫対策をしています。しかし、店の外までは対策されていない場合もあり、店の外に置かれたゴミ箱に虫が集まってくる可能性があります。
ゴミ捨て場(ゴミ箱)
家の近くにゴミ捨て場や、ゴミ箱が併設されている自販機がある場合も、虫が集まりやすいため要注意です。特に自販機は、照明の光にも虫が集まってきてしまいます。
水田
水田は羽虫を始めとして、虫が発生しやすい場所です。中にはトンボやクモなど、害虫を食べてくれる益虫もいますが、そもそも虫が好きでなければ、気味悪く感じてしまいますよね。「虫は見るのも嫌!」という人は、水田の近くに住むのは避けた方が良いでしょう。
建築中の木くずを残さない
建築中の木くずを放置しておくと、木くずを食べる虫が集まってきて、大繁殖してしまう恐れがあります。家が完成した際は、床下など見えない部分にも木くずなど建築中のゴミが残っていないかチェックしましょう。
照明をLEDにする
夜、照明に集まってくる厄介な虫の対策方法は、照明をLEDにすることです。なぜなら、白熱電球とLED電球を比べると、LEDは虫を寄せ付ける紫外線をほとんど発しないため、虫が集まりにくくなるからです。
新築物件でしておくべき害虫対策
家に虫を発生させないためには、物件が新築のうちから害虫対策をしっかりと行うことが大切です。
網戸の設置・防虫対策
各窓に網戸を設置することで、窓からの虫の侵入を防ぐことができます。また、網戸に虫除けスプレーなどの忌避剤を使うことで、防虫効果をより高めることができますよ。
虫除けのハーブを植える
ハーブは多くの虫が嫌う植物なので、新しい家の庭に何を植えようか迷っているのであれば、ハーブがおすすめですよ。ミントやレモングラス、ラベンダーは虫が寄り付きにくく、ハーブティーなどに活用することもできます。
湿気が多い場所に除湿剤を置く
家の中でも空気の通りが悪く、湿気が溜まりやすいクローゼットやシューズボックス、キッチンの収納スペースは虫が発生しやすい場所です。湿気はカビの原因にもなるので、除湿剤を置いて湿気が溜まらないようにしましょう。
新築物件はあらかじめ害虫対策を行うことが大切
一見清潔な新築の一戸建てでも、周囲に虫が繫殖しやすい環境があれば、いつの間にか家に入り込んでくることも考えられます。害虫は一度発生してしまうと、完全に駆除するのは大変です。また、被害にあった場所の修復にも手間とお金がかかってしまいます。「新築だから」「毎日掃除しているから」と油断せず、害虫が家に出るようになってしまう前に、しっかりと対策をとっておきましょう。
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