シロアリ予防・駆除にかかる時間や工程は?
シロアリ予防・駆除を依頼する際どのくらいの時間が掛かるのか気になるポイントかと思いますが、被害状況や環境、家の大きさ、作業工法によって大きく異なります。数時間で完了するものもあれば被害が大きい場合は2日程度かかることも。今回は、シロアリ予防・駆除の工法とそれぞれの所要時間について説明します。
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シロアリ予防・駆除には2つの工法がある
シロアリ予防・駆除を業者に依頼して行う場合、代表的な工法は「薬剤を散布するバリア工法」と「毒エサを設置するベイト工法」の2つです。この2点以外にも企業独自の工法を行ったりする業者もあるので、見積もりの際や点検の時に、どのような工程で作業を進めるのかを依頼した業者に確認しておくと良いでしょう。
バリア工法
バリア工法は、シロアリの巣やシロアリに直接薬剤を散布する工法です。シロアリ駆除では一般的な方法で、直接薬剤を作用させるので散布後はすぐ効果が出やすく、即効性が高いです。注意点として、薬剤によっては人間やペットが吸い込むと害がある恐れがあるので、作業中は換気をしたり、お子さんやペットはなるべく床下に近づけないように工夫するとよいでしょう。
バリア工法は3種類の処理方法にわけられます。
土壌処理
床下の土壌やコンクリートに薬剤を散布してシロアリの侵入を防ぐための方法です。その為、既にシロアリが家の中に侵入していて被害が深刻な場合は、他の方法での駆除が必要となります。
木部処理
建物の木材部分に直接薬剤を吹きかけたり、穴をあけて薬剤を注入したりします。あらゆる場所に潜むシロアリを駆除でき、広範囲のシロアリを駆除することができます。
上回り処理
玄関や浴室などの床が塞がれている部分の床に穴をあけ、薬剤を注入し駆除を行っていきます。駆除が難しいとされる玄関や浴室などの場所で行い、駆除漏れを防ぐことができます。処理後はセメントなどで穴を塞ぎます。
ベイト工法
ベイト剤という薬剤を混入したエサを設置してシロアリを駆除する方法です。ベイト剤を食べたシロアリは、脱皮することができなくなりやがて死んでしまいます。さらにベイト剤を食べたシロアリが巣に戻った後も効果が持続するので、巣にいる他のシロアリにも効果を発揮し、最終的にシロアリの巣をまるごと駆除できるのです。ベイト工法の注意点としては、効果を発揮するのにある程度時間がかかる事と、シロアリが潜んでいる場所に設置しなければ効果が得られない事です。
シロアリ予防・駆除にかかる時間と工程
シロアリ予防・駆除にかかる時間は、家の環境や被害状況、業者によって変わるので、ある程度余裕をもって依頼するといいでしょう。業者に依頼する場合、一般的には以下の流れとなります。
- 業者が訪問し、床下、建物等の点検と確認
- 見積もりの提示と確認
- シロアリ駆除
- 清掃、片付け
- 作業の報告
シロアリ駆除にかかる工法別の目安時間は次の通りです。
バリア工法の工程と目安時間
薬剤を散布するバリア工法の目安時間は3時間〜6時間程度です。一般的な一戸建てであれば半日程で終わるでしょう。工程は以下の流れで作業が進みます。
- 養生を行う
- 駆除(床下や外壁、土壌など必要カ所への薬剤散布・消毒)
- 清掃片付け
ベイト工法の工程と目安時間
毒エサを設置するベイト工法の目安時間は2時間〜3時間程度です。長くても大抵の場合は半日程度で終了するでしょう。工程はベイト剤を必要カ所に埋没するだけです。そのためバリア工法よりも工程時間は短くなります。
作業時間が短い業者は要注意!
シロアリ予防・駆除はある程度時間がかかるもの。しかし、時間をかけてきちんと作業をすることが大切なのです。そのため作業時間の速さを売りにしているような業者は、きちんと作業されていない可能性があります。時間をかけてもきちんと丁寧な作業を行っている業者を選ぶようにしてくださいね。
シロアリ予防・駆除をする際は余裕をもって1日空けるのがおすすめ
シロアリ予防・駆除を依頼する場合、数時間~半日程度で作業が完了する事がほとんどですが、トラブルや予測できない事態が発生すると作業時間が伸びる可能性があります。そのため余裕をもって予定を1日空けておく事をおすすめします。
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