シロアリの発生原因とは?住み着きやすい環境や予防策を徹底解説
シロアリが好む環境をご存知ですか?シロアリを予防するためには、シロアリが発生しやすくなる原因や条件を知っておきたいですよね。そこで本記事では、シロアリが発生する原因について解説します。シロアリが発生しやすい時期や具体的な予防策についても合わせてお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
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シロアリが発生しやすくなる原因
ここでは、シロアリが発生しやすくなる原因をご紹介します。
ジメジメしている
シロアリは湿度が高い、ジメジメとした場所を好みます。バスルームや洗面所など、水回り周辺の床下は湿気が高くなる傾向にあるため、シロアリが好んで巣を作る場所です。また、現在の家屋を建てる以前に、その土地が水場であった場合も湿度が高いため、シロアリが繁殖しやすいでしょう。
家の断熱性能が高い
近年の住宅は、断熱性が高くなるよう設計されています。そのため人間だけでなく、シロアリにとっても過ごしやすい環境になっているのが実情です。シロアリは、気温が6℃〜10℃以下になると活動量が低下しますが、家屋の断熱性が高まったことにより、秋冬の寒い時期にも活発に活動するようになりました。
日陰になりやすい
シロアリは日光を嫌い、日陰や土の中、蟻道と呼ばれるトンネルの中だけで暮らしています。直射日光が当たらず日陰になりやすい場所は、シロアリが活発に活動しやすい環境です。家の周りにおいても、放置してある木材の裏側やウッドデッキの下は、日陰になりやすいため要注意です。
家屋の腐朽が進んでいる
シロアリの中には、水分率が高く柔らかい木材を好む種類が存在します。特に腐朽菌と呼ばれる細菌が繁殖して木材が腐朽していると、柔らかくなりやすいため、シロアリに狙われやすくなるでしょう。
シロアリが巣を作りやすい場所
ここからは、シロアリが巣を作りやすい場所をご紹介します。
水回り
シロアリが最も巣を作りやすい場所といわれているのが、バスルームやキッチンなどの水回りです。設備周辺に使用されている木材部分に水分が染み込むことで、徐々に劣化が進み、シロアリ被害に遭いやすくなります。またバスルームは、経年劣化によって生じた亀裂やタイルの隙間からシロアリが侵入するケースもあるため、注意が必要です。
畳の部屋
畳は吸湿性に富んでいるため、室内の湿度や温度を快適にコントロールしてくれます。しかし、畳が過剰な湿気を吸うことで柔らかくなると、シロアリが好むエサになってしまうでしょう。畳に乗ったときに沈み込んだり、ふかふかした感覚を感じた場合は、すでにシロアリによるダメージを受けているかもしれません。
玄関の周辺
風通しがいいので意外かもしれませんが、玄関の周辺もシロアリが巣を作りやすいスポットです。玄関のドアを囲んでいるフレームは、土に直接接しているタイプのものが少なくありません。接触部やフレームの隙間がシロアリの侵入経路になっていることがあります。
シロアリが発生しやすい時期
羽アリは、繁殖の時期になると巣から飛び立つために、活動を開始します。繁殖の時期はシロアリの種類によって異なり、ヤマトシロアリは4月〜5月、イエシロアリは6月〜7月、アメリカカンザイシロアリは7月から10月にかけてです。羽アリが飛び立ったからといって、シロアリがいなくなったわけではありません。見えない場所には、たくさんのシロアリが生息しているため、しっかり駆除することが大切です。
シロアリ発生の予防策
ここでは、シロアリ発生を予防するために、自分でできる方法をご紹介します。
定期的な点検を実施する
シロアリ被害を最小限に抑えるためには、早期発見が何よりも大切です。自分自身でシロアリの出現したサインをチェックすることも大切ですが、5年に1度は専門業者による定期的な点検を受けましょう。
段ボールや廃材を放置しない
シロアリは、段ボールや湿った廃材などを好む傾向があるため、放置しないようにしましょう。建物内だけでなく、家の周りに置かないことも大切です。
換気を行う
シロアリは湿度の高い環境を好むため、普段から出来る限り換気を行いましょう。窓を開けたり換気扇を活用したりするのはもちろん、湿気がたまりやすい場所には、除湿剤や調湿剤を置いてください。
正しい知識を身に着けて、シロアリ発生を防ごう
本記事では、シロアリが発生する原因についてご紹介しました。シロアリが発生すると、時間も費用もかかるので、まずは原因を排除することが大切です。シロアリ予防に関する正しい知識を身に付けて、シロアリ被害を予防しましょう。