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家の基礎補強工事とは?費用相場や工事の種類、施工のメリットを解説

家と設計図

 

住宅メンテナンスの一部である「基礎補強工事」。日本は地震大国でもあるため、大きな地震にも耐えられる強度の建物が求められていることをご存知でしょうか。そこで本記事では、基礎の強度を上げる「基礎補強工事」について徹底解説します。工事を行うメリットや施工内容、基礎の劣化を放置することのリスクについても併せてお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

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基礎補強工事とは?

住宅の基礎補強工事とは、基礎に生じたひび割れや不具合を補修することを目的とした工事です。工事を行うことによって、施工前よりも強度が上がり、安全性も高まります。補強工事の種類はいくつかありますが、劣化具合やひびの状態を見て選択します。

 

基礎補強工事は、建物の安全性と耐久性を向上させ、安全に暮らすために大切な作業です。基礎部分に不安がある方や家を建ててから時間が経っている方は、ぜひ専門業者に相談して、工事が必要な状態かを判断してもらいましょう。

基礎補強工事を行うメリット

ここでは、基礎補強工事を行うことのメリットを解説します。

建物の価値が向上する

建物は、状態が良いほど価値が向上します。逆にいうと、基礎が劣化した住宅は、大幅に価値が下がってしまうでしょう。基礎補強工事を行って外観を改善し、強度を高めておくことで、建物の価値を向上させることができます。投資家の方や将来住宅の売却を考えている方は、基礎の状態にも注意しなければなりません。

建物の寿命が延びる

建物の基礎を改善することで、建物全体の耐久性が向上し、寿命を伸ばすことにつながります。地震が来たときに耐え切れるかどうかはもちろんですが、普段から基礎の防水性を確認し、雨漏りや水漏れを防ぐことも大切です。基礎が劣化してひびが入っていると、家屋に水が入り鉄骨が劣化する原因にもなるため注意しましょう。

見た目が改善される

基礎にたくさんのひびが入っていると、見た目が悪くなってしまうものです。また、ひび部分に生じるサビやカビなども、外観の印象を下げてしまうでしょう。基礎補強工事を行えば、ひびやサビ、カビなどが目立たないようになるため、建物の見た目が改善されるのも大きなメリットです。

耐震性が向上する

基礎補強工事を行う最大のメリットは、建物の耐震性や強度が向上することです。

基礎補強工事を行うタイミング

基礎補強工事は、劣化が目立ち始めてから実施する方が多いですが、実は若いコンクリートの状態の基礎に工事を行う方が効果的です。強度の高い状態でコンクリートをコーティングし、そのまま保存することができるので、相乗効果で耐震性が高まります。

 

基礎補強工事を行えば、ほとんどの場合、半永久的に住宅の基礎を守ることができます。一度施行すれば効果は長く期待できるため、できるだけ早く実施した方が良いでしょう。

基礎補強工事の種類と施工の内容

ここからは、基礎補強工事の主な種類と施工の内容をそれぞれお伝えします。

ビックス工法

ビックス工法とは、ひび割れの部分に特殊エポキシ樹脂のシール材を注入することで、補修する方法です。専用の注入パイプを使用して圧力をかけることで、奥の方まで補修することができます。

Uカットシール工法

Uカットシール工法とは、ひび割れしている箇所に対して専用の電動工具でU字の凹みを作って、その場所にシール材やエポキシ樹脂を流し込む方法です。仕上げは、モルタルを塗装します。また、V字にカットする場合は、Vカットシール工法と呼ばれています。

基礎の増し打ち工法

基礎の増し打ち工法とは、既存の基礎とは別に新しく基礎を増設し、コンクリートを打つことで新旧の基礎を一体化させる方法です。基礎のマシ打ちを行うためには、適切な方法で適切な場所に施行する必要があります。そのためには正確な構造計算と耐震診断が必要なので、信頼できる業者に依頼しましょう。

アラミド繊維シート工法

アラミド繊維シートとは、ポリアミドとも呼ばれる素材で、高い強度と耐衝撃性が特徴です。サビや腐食に強く信頼性が高いため、公共の工事などにも広く選択されています。ひびがある部分に樹脂を埋め、上からアラミド繊維シートを張り巡らせ、基礎強度を高めます。

工法はどのように選ぶ?

基礎を補強するための工事方法は様々ですが、建築物の状態や耐震性の必要性、また予算などを総合的に考慮しながら判断されます。場合によっては、耐震診断を行うケースもあるでしょう。住宅に合わせたベストな工法を選ぶためには、多くの専門知識と経験が必要です。

緊急性が高い基礎の劣化の特徴

基礎に生じた剥離とひび

 

ここでは、早めに対処すべきひびの劣化の特徴について解説します。基礎の状態に当てはまった方は、プロの業者に早めに相談してください。

構造クラック

構造クラックとは、国土交通省の規定によって定められたひびで、幅が0.3mm以上、深さが5mm以上のものを指します。構造クラックのサイズのひびになると、建物の安全性に悪影響を及ぼす可能性があるため、充分注意しましょう。

一部の範囲に集中している

一部に細かいひび割れが集中発生している場合は、家が傾いていたり地盤沈下したりして、部分的に不自然な負荷がかかっている可能性があります。家の傾きや地盤沈下は、自然に解消されることはありません。負荷がこれ以上増えて、基礎がダメージを受ける前に対処しましょう。

斜め方向にヒビが入っている

大きさにもよりますが、ひび割れの方向が垂直・水平の場合は危険度は低めだといわれています。一方、斜めに入ったひび割れには注意が必要です。建物は本来「水平部材」と「垂直部材」の2種類で構成されていますが、斜めにひび割れが発生したということは、建物自体のバランスが悪いことが予想されます。

 

特に斜め方向のひびが重なり合うことで生じる「×印」のひびは、非常に危険であるため、建て替えや大幅なリフォームが必要になることもあるでしょう。

雨染みが見られる

コンクリート部分をチェックしたときに、雨染みが発生しているのは、内部まで水が侵入しているサインです。基礎の中に水が入ると鉄筋がサビるため、強度が大きく下がります。放置していると、コンクリートが剥離、剥落する危険性があるため、できるだけ早めに補修しましょう。

コンクリート部分が剥がれ落ちている

コンクリートの部分が剥がれ落ちている場合は要注意です。コンクリートが剥がれて、鉄筋が剥き出しになっていると徐々に劣化が進み、最終的には家が傾く可能性があります。

基礎のひび割れを放置するデメリット

基礎のひび割れは、見た目で判断しにくく放置してしまうことがあるかもしれません。基礎のひび割れをそのままにしていると、ひびが悪化したり基礎自体が劣化したりして、家屋の傾斜やシロアリ被害などを引き起こすことがあります。

 

早めにメンテナンスしておくことで不安材料をなくすことができるため、基礎補強工事が気になる方は、専門業者に相談してみてください。

基礎補強工事を依頼する業者の選び方

基礎のひび割れを修繕する場合、専門の業者に依頼する必要がありますが、基礎は確認しにくい部分なので、そこに付け込む悪徳業者も存在します。優良業者を見極めるポイントとして、知識が豊富で分かりやすく説明してくれることが挙げられます。

 

信頼できる会社であれば、スタッフが十分な知識を持っているため、基礎が劣化した原因や施工内容に関する質問にスムーズに答えられるはずです。答えられなかったり、曖昧な返答が返ってきたりした場合には、専門性に欠けるおそれがあるため避けた方が無難でしょう。疑問に思ったことがあれば、すぐに質問することを心がけてください。

基礎の不具合は早めに解決しよう

本記事では、住宅の基礎補強工事について徹底解説しました。基礎の不具合を放っておくと、様々なリスクを引き起こし、最悪の場合、建物の倒壊などにもつながることがあります。基礎に異変を感じた場合は、速やかに業者に見てもらうことが大切です。また基礎補強工事は劣化が始まる前に施工することで、より高い効果を得ることができます。耐震性や基礎の強度が気になる方は、ぜひ信頼できる業者に相談してみましょう。

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