ベタ基礎がシロアリに強いって本当?!3つの対策法を解説!
住宅を根本から支える基礎部分ですが、とくにベタ基礎はシロアリに強いということで知られています。しかし、だからといって完全に被害を防げるというわけではありません。そこで今回は、ベタ基礎で注意すべきポイントや、ベタ基礎のシロアリ対策についてご紹介します。
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そもそもベタ基礎がシロアリに強いって本当なの?
ベタ基礎はシロアリに強いと言われていますが、それは本当なのでしょうか。ここでは、ベタ基礎の構造についておさらいするとともに、ベタ基礎がシロアリに強いと言われている理由を見ていきましょう。
そもそもベタ基礎とは?
ベタ基礎とは、床下全部を鉄筋コンクリートでおおうという仕組みです。全面を鉄筋コンクリートでおおっていることから、家の重さを均等に地面へ伝えることができ、耐震性に優れているという特徴があります。とくに、重たい建物を建てる際や、地盤が弱い土地に家を建てる際に使用される傾向にあります。
住宅の基礎には、ベタ基礎のほかに、布基礎と呼ばれるものがあります。これは、T字を逆さにした形のコンクリートを地面にうめ、固定するという方法です。
ベタ基礎はシロアリに強い!
ベタ基礎がシロアリに強いと言われているのは、湿気がたまりにくい構造をしている上に、地中から侵入してくるシロアリを防ぐことができるためです。一方で、布基礎は、風通しが悪く湿気がたまりやすいため、シロアリの被害を受けやすいと言われています。
ベタ基礎でも油断は禁物?!
ベタ基礎だからといって、絶対にシロアリが侵入しないという保証はどこにもありません。ここでは、シロアリ被害を防ぐために注意しておきたいポイントについてご紹介します。
経年劣化によって発生するヒビに注意
経年劣化によってコンクリートにヒビが入ってしまうと、その小さな割れ目が通り道となりシロアリの侵入を許してしまうことになりかねません。シロアリは強靭なアゴを持っていて、コンクリートを砕いてしまう可能性も考えられます。ヒビを放置せず、補修剤でヒビを埋めたり、業者に依頼してメンテナンスを依頼したりすることが大切です。
水抜き穴に注意
ベタ基礎の工事をする際には、水を抜くための水抜き穴というものが作られます。この穴は、床下部分とつながっていて、そこからシロアリが侵入してしまう可能性があります。防虫ネットを購入し水抜き穴に張り、対策を行うのがおすすめです。
ベタ基礎のシロアリ対策とは?
ここでは、ベタ基礎に最適なシロアリ対策方法をご紹介します。
換気システムを導入する
まずは、性能の高い換気システムを床下部分に導入するという対策法があげられます。床下部分の換気を促すことで、湿気がたまりにくくなり、結果的にシロアリを寄せ付けにくくなります。
土壌処理を定期的に行う
定期的に行なっておきたい対策法としては、土壌処理があります。これは、地面に専用の薬剤を散布することで、シロアリが地中から床下に侵入するのを防ぐ目的があります。基本的には、5年で薬剤の効果が切れてしまうと言われているので、5年おきに土壌処理を行うのがよいでしょう。
外壁通気工法を取り入れる
外壁通気工法を取り入れることでも、シロアリ対策を行うことができます。これは、壁の内部に通気層を設置し外気を取り入れることで、壁内部の湿気を外に排出することを目的とした工事です。壁内部の木材が腐食してしまうのを防ぐことができる上に、シロアリを寄せ付けにくくすることができます。
まとめ
今回は、ベタ基礎のシロアリ対策について詳しくご紹介しました。いくらシロアリが侵入しにくいと言われていても、それらを100%防ぐことはできません。大きな被害にあってしまう前に、事前に対策をとることが大切です。
愛知県春日井市にあります株式会社Arrows東海では、シロアリの駆除・予防を承っております。シロアリ対策として効果的な湿気対策工事としても、床下換気扇の設置や、床下かくはんファンの設置、床下調湿剤施工などをご用意しております。ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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