シロアリが発生したときに聞こえる音は?早期発見のためのヒントを紹介!
シロアリ被害を最小限に抑えるには、早期発見が大切だとは聞きますが、家にシロアリが発生しているかどうかを、自分で判断するのは難しいですよね、シロアリを見つけることができれば簡単ですが、シロアリの特性上実態を見ることはほとんどできません。この記事では、音を聞いてシロアリの存在を確認する方法や、シロアリの音が聞こえたときの対処法をご紹介します。気になる方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を読むための時間:3分
シロアリ被害にはどのようなものがあるか解説!
シロアリが家の中へ侵入してしまうと、あっという間に木材を食べ荒らし、家をボロボロにしてしまいます。初めのうちは床下や構造内部の下地に被害があるので、なかなか気が付くことはありませんが、時間が経つにつれて基礎から伸びる柱やトイレやお風呂に被害が広がります。その後は家全体の目に見える場所で、床や畳、柱などが蝕まれていきますが、その段階になると、そのまま住み続けることは危険です。家を支える機能や耐久性が低下し、倒壊してもおかしくない状態になってしまっているでしょう。
シロアリ自体が発生させる音は?
ここではシロアリ自体が発生させる音の種類をご紹介します。
壁からのカタカタ音
壁や床、柱などからカタカタと音がするときには注意が必要です。シロアリが危険を感じたときや攻撃を受けたときには、頭を振って床を叩くことがあります。そのときに壁や床が振動して鳴る、警戒音や警報音と呼ばれる音かもしれません。シロアリが潜んでいるサインだと考えられるので、検査を受けるようにしましょう。
柱をかじる音
稀にシロアリが柱を噛じる音が聞こえるケースがあります。シロアリはやわらかい木を好むため、機械を使わないと音を拾うことは難しいといわれています。はっきりと捕食音が聞こえるときにはネズミなどの害獣の可能性が高いのですが、シロアリの痕跡がないか一度チェックしてみましょう。
シロアリがいる家に特徴的な音は?
ここではシロアリ被害が進んでいる家で聞こえる音をご紹介します。
壁の空洞音
シロアリの被害が心配なときには壁や柱を叩いてみましょう。シロアリに食べられてしまった場所は、内側から浸食されて中身が空洞になるため「コンコン」または「ポコポコ」といった軽い空洞音がします。広範囲で違う場所を叩き音を聴き比べると、分かりやすいかもしれません。
木材のきしむ音
シロアリに内部を食べられてしまった木材は圧倒的に強度が落ちるので、木材のきしみやしなりの原因になります。「ミシミシ」「キシッ」という音が聞こえたときにもシロアリの発生を疑い、検査を受けてみてください。
シロアリの音が聞こえて不安になったら?
先ほどご紹介した異音が家の中から聞こえたら、シロアリの専門業者に依頼して、しっかりチェックしてもらいましょう。音を聞いただけでは被害の状況や今後の対策も判断できないので、プロに任せてしまうのが安心です。専門的な知識と道具を駆使してしっかり調査し、最善の策をご提案します。
シロアリ被害が見つかったらリフォームが必要?
シロアリの被害は時間が経つほどに深刻さを増していきます。初期の段階で気付いて対策をすることができれば駆除をするだけで済みますが、基礎部分の方にまで被害が出てしまっている段階だと早めのリフォームが必要です。
柱や床下の内部もすでに食いつくされている可能性が非常に高いので、耐久性や耐震性の面でも非常に危険な状態です。またリフォームが必要になってしまうと莫大な費用や時間がかかってしまうので、早いうちから定期点検や予防をしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。音を聞いてシロアリの存在を確認する方法やシロアリの音が聞こえたときの対処法をご紹介しました。家の中から聞き慣れない音が聞こえたときには、ぜひ一度専門業者に頼んで点検をしてください。取り返しのつかない段階になって、時間やお金を失ったり危険にさらされてしまったりする前に早めの対処をしておきましょう。
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