シロアリの痕跡を見つける方法を、場所別に紹介!
家の床を踏んだときに不安定に感じたり、おうちのドアや木材に穴が開いていたりしていた事はありませんか?それはシロアリが生息している証拠かもしれません。シロアリ自体の姿を普段目にする事はあまりないので、被害に気がついたときにはもう手遅れで、家全体のリフォームを必要とする場合になっているケースもあります。
シロアリの存在を少しでも早く見つけるためには、シロアリの残した痕跡を見つけることが必要不可欠です。この記事ではシロアリの残す痕跡を場所別にご紹介します。ぜひ最後まで読んでいただき参考にしてみてくださいね。
この記事を読むための時間:3分
シロアリの痕跡にはどのようなものがある?
シロアリの発生しそうな場所や痕跡の残りやすい場所をピックアップしたので、そのチェックポイントをご紹介します。覚えておくと痕跡を目にしたときに適切な判断ができるので、役立ちますよ。
家の中
柱や壁を叩いたときの空洞音や床のきしみ音、家が侵食されてしまったことによりドアやふすまの立て付けが悪くなってしまうことが多いです。しかしシロアリ被害の症状は、経年劣化による不具合との判別が難しいので、心配なときには業者に見てもらうと安心です。
お風呂
浴室はもちろん高温多湿になっていることが多く、シロアリにとっては最高の環境です。浴室にシロアリが発生している場合には、ドアの枠部分に穴が開いていたり浴室の床にも侵入した形跡が見られたりする可能性があります。またその穴から羽蟻が出てきたときには、すでに被害が大きくなっている可能性が考えられるので、注意してください。浴室内にひびが入っているときには、そこから漏れる湿気や水でシロアリを集めてしまうので、修繕しておきましょう。
トイレ
水周りは湿気が多く、シロアリが好む環境なので乾いた場所よりも発生しやすくなります。壁を叩いたときに軽い空洞音がしないかどうか、また床を踏んだ時にきしむような音がしないかをチェックしてみてください。またトイレのタンク内に痕跡が残っている場合もあるので、定期的にタンクを開け、確認しておきましょう。
床下
シロアリは、土の中を通って家に浸入するので、床下や家の基盤となる部分から入ってくるケースが多くみられます。もしも家の中で、床のきしみ音や空洞音などの異常を感じたら、一度外に出て床下の確認を行いましょう。土が線上に盛り上がった茶色いトンネルのような場所を見つけたら、それは蟻道の可能性が高いため十分な注意が必要です。あまり触らないようにして専門業者に診てもらいましょう。
庭
家の庭に木材や廃材を放置している場合には、シロアリを呼び寄せてしまう可能性があります。置いてある木材を叩いてみたときに軽い空洞音がする場合には要注意です。また持ち上げたときに見た目より軽い場合にも、木の内部がシロアリに食べられてしまっている可能性やシロアリの住居になってしまっている場合があります。木材以外にも、プラスチックや段ボール等の廃材がシロアリの餌になることもあるので、庭には無駄なものを置かないようにしましょう。
シロアリの痕跡を放っておくと大変なことに
シロアリの被害を放っておくと、侵食するエリアを徐々に広げて、最終的には人が住めない状態になってしまうこともあります。見て見ぬふりをしてもシロアリが自然消滅していくことはないので、できるだけ被害の軽いうちに適切な処置をしておきましょう。
シロアリの痕跡を見つけたら専門業者への依頼がおすすめ
シロアリの痕跡を見つけてしまったら、次はシロアリの住処となる場所やシロアリの種類を特定し正しい方法で駆除する必要があります。ホームセンターへ行けばシロアリ駆除のためのアイテムは販売されているのですが、床下にいるシロアリを全て根絶させなければすぐに被害は再発してしまいますし、薬剤を散布する場所を間違えれば逆にシロアリが増えてしまう可能性もあります。家をきれいに保ち、安心して暮らすためにも専門業者へ依頼することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。シロアリの痕跡のチェック方法を場所別にご紹介しました。シロアリの実態はめったに見ることができませんが、シロアリの特性として侵入した場所に必ず痕跡を残します。ぜひ定期的に確認を行い、シロアリから家を守ってくださいね。
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