シロアリを見つけたら何をする?自身でできる対処法や予防方法を解説
「シロアリを見つけたら、何をすれば良いか分からない」とお悩みではありませんか?きちんと対処しなければ、被害を拡大させることになるため、正しい知識を持っておきたいですよね。そこで本記事では、シロアリを見つけたときの対処方法をお伝えします。自分でできる予防法も併せてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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シロアリを見つけたときにやるべきこと
シロアリを見つけた場合、プロの業者に対応してもらうことがベストです。ただし、業者が点検に来るまでに自分でできることもあるため、落ち着いて対処しましょう。まずシロアリを捕まえたときには、袋などに入れてシロアリの死骸を保管しておきましょう。
業者が来たときに、シロアリが隠れてしまって確認できないことがあるため、点検をスムーズに進めるための大切な材料になります。シロアリの種類を知ることは、被害状況や点検の方法を判断するためにも重要です。
また、シロアリの予防工事を既に行っている場合、一般的に5年前後の保証期間が設けられています。保証期間中にシロアリを発見した場合は、保証元の業者か、建てた工務店や住宅メーカーに相談しましょう。
少数のシロアリを発見したとき
まずは、見つけたシロアリが少数だった場合の対処法を見てみましょう。
掃除機で吸う
床を張って移動しているシロアリを見つけたら、掃除機で吸い込みましょう。吸い込んだ個体は、水分がなければ数日以内には絶命しますが、念のため袋の入り口をテープで止めた状態で密閉してください。可燃ゴミに出すか、業者に見せる場合には保管しておきましょう。
熱湯をかける
水回りに出たシロアリは、熱湯をかけて対処しましょう。シロアリは70〜100℃程の熱湯で駆除できます。駆除を行う際は、火傷をしないように注意してください。
テープを貼る
壁などに付いているシロアリは、養生テープやガムテープなどを使って駆除することができます。シロアリは皮膚呼吸を行うため、身体に粘着物が付着すると、息ができずに絶命します。掃除機で吸えない場所にいるシロアリは、粘着テープを使って対処してください。
大量のシロアリを発見したとき
大量のシロアリを発見した場合、別の場所に飛んで行かないように対処しなければなりません。シロアリの発生源になっている場所を早く見つけて、ポリ袋を被せましょう。隙間から逃げないように、テープを使ってしっかり密封してください。シロアリがたくさん発生するということは、高確率で床下に巣を作られています。被害を拡大させないためにも、早めに専門の業者に依頼してください。
シロアリに殺虫剤は厳禁
虫の対処といえば殺虫剤が思い浮かびますが、シロアリを見つけたときに、市販の殺虫剤をふりかけるのはやめましょう。市販の殺虫剤には、虫が嫌がる「忌避性」の成分が含まれていることがほとんどです。
シロアリがいる場所に忌避性の殺虫剤を散布すると、生き残った個体が危険を察知して別の場所へと移動し、さらに被害が拡大してしまいます。このような場合、業者でも完全な駆除が難しくなってしまうため、殺虫剤は使わないようにしましょう。
シロアリの発生を予防する方法
シロアリの被害を防ぐには、まずは予防することが大切です。ここからは、シロアリの発生を防ぐ方法をご紹介します。
家の風通しをよくする
シロアリはジメジメとした場所や、日光の当たらない場所を好みます。床基礎の換気口前に物を置いていたり、押し入れに段ボールを長年放置していたりすると、シロアリが住み着くのに絶好の環境が整ってしまいます。家の中や床下を効率よく換気し、湿度が上がらないようにしましょう。
使わない木材などは処分する
木材は、シロアリの大好物です。庭や家の周りに木材を放置していると、格好の住処になってしまいます。使わない木材は早めに処分して、シロアリを寄せ付けないようにしましょう。
シロアリ問題を根本的に解決するには業者に依頼しよう
本記事では、シロアリを見つけたときの対処方法について解説しました。シロアリを見つけたら、業者に相談すると同時に、応急処置を処置しておきましょう。相談の電話をした際に状況を説明し、どのような行動をとれば良いか質問するのもおすすめです。万が一シロアリを見つけた際は、慌てずに本記事の内容を思い出してみてください。