シロアリ予防は何年おきにすればいい?
大切な自宅を守るためには欠かせない、シロアリ予防。一度施工したけれど次はいつすればいいの?築年数や家の素材は関係あるの?と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。この記事では、シロアリ予防の頻度やシロアリ予防に関する情報をご紹介します。シロアリ被害が気になっている方はぜひ最後まで読んでいただき、参考にしてくださいね。
この記事を読むための時間:3分
シロアリ被害は予防が肝心
シロアリの被害を最小限に防ぐにはシロアリが嫌う環境に近付けることと、家の状態を観察して早期発見することが何よりも大切です。しかし家を建ててしまった後に環境を変えるのは容易ではないですし、早期発見といってもシロアリのいた痕跡が分からずに見逃してしまう可能性があるかもしれません。そこで大切なのがあらかじめシロアリ予防をしておくことです。定期的な予防を行うことで、恐ろしいシロアリ被害を防げます。
シロアリ被害に遭いやすい家は?築年数は関係ある?
シロアリが建物に入ることができる造りである限り、築年数や構造に関わらずシロアリ被害を受ける可能性があります。現在の日本にある建物のほとんどは多少なりとも木材が使われているので、シロアリ予防の対策が必要です。またコンクリート造りの新築なので安心だと思われている方も多いですが、実はシロアリはコンクリート製の床すらも、侵入経路にすることが可能です。上手に隙間を見つけ、強い顎を駆使して家の中に侵入してきます。
鉄骨マンションなどであれば、シロアリに食べられてしまったとしても建物が倒壊してしまうようなことはありませんが、フローリングや部屋のあちこちの内装を食べてしまい、見栄えが悪くなることが考えられるでしょう。
シロアリ予防は何年おきにすればいい?
シロアリ予防の効果が持続するのは、およそ5年程度であると言われています。5年経ってから効果がなくなるのではなく、薬剤を使用した直後から徐々に効果は薄れていくので、5年経った頃には予防効果の大半が薄れてしまっているケースも多く見られます。
なぜ薬剤は5年目安で作られているの?
長く効果が続く薬剤を使用してしまうと、成分が強すぎて住んでいる人やペットにまで悪影響を及ぼしてしまいます。ひと昔前にはかなり強い薬剤がシロアリ駆除に使われていて、10年間は再施工をしなくてもよかったのですが、環境面や健康面に及ぼす悪影響を考慮した結果、現在の5年間を目安とした効力に下がっています。
駆除の方法によっては、効力が5年以下の場合もあるので、予防を依頼する業者に確認しましょう。その際、施工内容やアフターサービスの内容、保証期間などはきちんと確かめてください。
迷っている方は定期点検だけでも
本来は予防をしておくのが理想的ですが、費用などを考えて、迷っている方がいらっしゃるかもしれません。シロアリ被害の判断を自分で行うことはとても難しいので、定期点検だけでも業者に依頼することをおすすめします。点検のみであれば比較的低価格でチェックすることができますし、もしもシロアリが見つかった場合にも、定期的に点検をしていれば、被害は最小限に抑えられるでしょう。
市販のシロアリ駆除剤を使っている場合は?
ホームセンターなどに行けば、シロアリ駆除用のアイテムを簡単に手に入れられますが、正しい知識と技術を持って臨まなければ被害を拡大させてしまう可能性があるので、注意が必要です。例えば、巣の構造が分からないまま駆除用のスプレーをかけてしまうとシロアリが逃げ出してしまい、分散して新たな場所で巣の数を増やすことがあります。
作業の場所は暗くて狭い床下がメインになるので、その中ですべての痕跡や巣を見つけ、シロアリを駆除するのはかなり難しいでしょう。シロアリの生態を熟知したプロの業者に依頼するのが安全であり、得策かもしれません。
まとめ
いかがでしたか。シロアリ予防の頻度や、シロアリ予防の重要性について解説しました。一度シロアリの被害を受けてしまったらあっという間に家の老朽化が進み、場合によっては取り返しのつかないことになってしまいます。シロアリ予防は5年に一度で済むので、大切な家を守るためにもぜひ一度プロの業者に相談してみてくださいね。
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