新築の家にもシロアリ対策は必要?
シロアリが発生するのは木造建築の古い家だけで、新築物件にはシロアリなんて無関係!とお考えの方は多いのではないでしょうか。木造の古い物件よりは確率的に低いですが、新築物件であってもシロアリが発生してしまったケースは存在します。この記事では、家を建てる時期だからこそできるシロアリ対策や、その後の予防方法をご紹介します。家を建てる予定のある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を読むための時間:3分
新築時のシロアリ対策は?
せっかく購入した新築物件が、シロアリの被害を受けてしまうなんて、想像しただけでも恐ろしいですよね。ここでは、家を建てる時点で行えるシロアリ対策をチェックしてみましょう。
シロアリが侵入しそうな場所に対策を
シロアリの侵入経路になりそうな場所には、あらかじめ対策をしておくことをおすすめします。蟻が通れそうな隙間には防蟻用の薬剤を散布し、配管周りの隙間には、防蟻剤成分の含まれたウレタンやシーリングを使用して隙間を埋めましょう。
また木材を使う場所にはシロアリ被害に遭いにくいとされている、ヒバやベニヒなどの木材を選んでみるのもおすすめです。
基礎断熱法は避ける
寒い冬でも快適に過ごせると言うことで人気の基礎断熱法ですが、基礎断熱法で使用される断熱材はシロアリの好物で、柔らかい素材を使用しているためすぐに建物に侵入されてしまう可能性も高いです。また設置した断熱材の内側に蟻道を作られた場合、外から見つけられない可能性があります。基礎断熱工法を取り入れるかどうかは慎重に判断しましょう。
土壌調査を受ける
家を建てる予定地が決まったら、土壌調査を受けておきましょう。土壌調査は本来、建設予定地やその敷地が汚染されていないかを調べるための調査ですが、万が一シロアリが生息していた場合にはこの調査の中で発見することができます。
床下は点検できるような造りにする
家を設計する段階で床下に点検口を設けたり、床下に十分なスペースを確保しておいたりするなど、点検しやすいような造りにしておきましょう。家の基礎の種類によっては床下を点検するのが非常に難しく、万が一シロアリが発生した場合に最適な対策を施すことができなくなってしまいます。家を建てた後でシロアリ問題に悩まされる可能性や定期検査を受ける可能性は十分考えられます。構造もシンプルにして人が入れるような隙間を確保しましょう。
継続したシロアリ予防も大切
新築の家に引っ越した後も継続したシロアリ対策が必要です。ここでは、住み続ける限り気を付けておきたいポイントをご紹介します。
周辺の環境には気を付ける
シロアリから家を守るためには、家の床下や内部だけではなく周辺の環境にも気を付けておきましょう。木材や廃材を放置している家やウッドデッキのある家は特にリスクが高いので、清潔にしておきましょう。シロアリは何でも餌にする習性があり、住み心地のいい場所を見つけたらすぐに住み着いてしまうので、家の周辺にはできるだけものを置かないようにしてください。
また近所の家がシロアリ駆除をしたときには、そこにいたシロアリが逃げてきて自宅に侵入する可能性があるので、注意して下さい。異常があった場合にはすぐに専門業者に検査を依頼しましょう。
定期的な検査や予防対策をしておく
新築でシロアリ予防をする方は多いですが、最初だけではなく定期的な検査や薬剤の散布が必要です。シロアリの痕跡を早めに見つけて正しく対処することで、被害を最小限に抑えられます。予防をしているのにも関わらず万が一シロアリの被害を受けてしまったときのためにも、保証制度やアフターサポートがしっかりしている業者を選びましょう。
まとめ
いかがでしたか。家を建てる時期だからこそできるシロアリ対策や予防方法を紹介しました。新築を建てるタイミングこそ、効果的なシロアリ対策が施せる大きなチャンスです。せっかくの新築の家をずっときれいに保つためにも今回ご紹介した情報を参考にしていただき、シロアリ対策に役立ててくださいね。
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