家の中に羽アリが飛んでいたり、羽アリの死骸が落ちていたり、羽アリの姿を発見したら注意が必要です。羽アリの中には、家に被害をもたらす種類もあり対策が必要になるケースも。また、群れで行動するので、実は大量に発生している場合があるのです。今回は、これ以上羽アリを寄せ付けないために今日からできる簡単な対策を紹介します。

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羽アリが大量に発生する原因は？

羽アリが大量に発生する原因は「巣分かれ」です。大きくなり過ぎた群れは、女王アリ候補のメスアリと数匹のオスアリが新たな巣を求めて飛び立つのです。新たな巣を見つけると、そこで繁殖を始めます。

羽アリの種類や生態

羽アリは大きく分けると羽シロアリと羽クロアリに分けられます。家に被害をもたらすのは、シロアリでイエシロアリやヤマトシロアリが代表的です。羽シロアリはこのシロアリが巣分けをするために羽化したものです。羽アリは暖かく、湿度の高い高温多湿な場所を好みます。また光に寄ってくる習性があります。

羽アリを寄せ付けない簡単な予防対策

家に甚大な被害をもたらす可能性のある羽アリは、なるべく家に寄せ付けたくないもの。羽アリを寄せ付けないためにできる簡単な予防対策を紹介します。羽アリを近所で見かけた際は、他にも何百匹と潜んでいる可能性があるので、そうならないためにもぜひ予防対策を試してみてください。

夜は光が漏れないようにカーテンを閉める

先述したように、羽アリは光に集まる習性があります。夜、周りが暗い中で、部屋から光が漏れていると羽アリが寄ってくる可能性があります。外に光が漏れないようにカーテンはきちんと閉めるようにしましょう。遮光カーテンを使うのも効果的です。

網戸の目を細かいものに変える

網戸を閉めていても、網戸の目が大きいと羽アリが侵入してくる可能性があります。網戸の網を目の細かい物に交換することで、羽アリの侵入を防ぐ事ができますよ。網戸はホームセンターで簡単に手に入れる事もできますし、網の交換もそれほど難しくないので自分で交換することもできます。

一般的な網戸は18メッシュという1つの穴が約1.4㎜四方の大きさです。このメッシュという単位の数字が大きくなると穴が小さくなります。30メッシュの網戸に交換すると1つの穴が約0.85㎜四方となり、羽アリでも侵入できなくなります。

侵入経路に殺虫剤などを撒いておく

羽アリは少しの隙間でも侵入してくるので、小さな穴や窓の隙間など、羽アリの侵入経路を塞いだり、殺虫剤を撒いておくと効果的です。網戸や窓にも虫よけスプレーを散布したり虫よけアイテムを置いておくと予防になり、羽アリだけでなく他の虫も寄ってこなくなりますよ。

湿気がこもらないようにする

羽アリは高温多湿を好みます。夏場や梅雨など高温多湿になる時期は、床下や畳の下など湿気がこもりやすくなるので、注意が必要です。じめじめしていると感じたら、扇風機やエアコンをつけて湿気がこもらないようにしましょう。

羽アリを見つけたらすぐに対策するのがおすすめ

家の中や近所で羽アリを見つけたら、近くに何百匹〜何万匹という数の羽アリが潜んでいる可能性もあります。イエシロアリやヤマトシロアリの羽アリだった場合は家に甚大な被害をもたらす恐れもあるため早めの対策を取っていきましょう。床下など、個人で対策が難しい場合はプロの業者に依頼するのがおすすめです。被害が大きくなる前にしっかりと対策をして、羽アリを寄せ付けないようにしましょう。

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